「ボトックス」というものをご存知でしょうか。
ボトックス治療・ボトックス注射と言われることも多いので、その名前は知っているかもしれません。
とはいえ、製剤についてや詳しい効果については知るキッカケが少ないものです。
そこでここでは、ボトックスについての基本をまとめていきます。

ボトックスの製剤について

ボトックスとは「ボツリヌス毒素」から抽出されたたんぱく質の成分を使用した薬剤になります。
そう聞くと「毒」という言葉が印象に残って身構えてしまうかもしれません。
他の薬剤と同様に副作用リスクは多少ありますが、上手に使用をすれば美容効果があるのです。
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ボトックスは1種類ではない

基本的な薬品構造には大差がないものの、いくつの製薬メーカーがボトックスをリリースしています。
薬剤に該当するため、個人で入手することは不可能で、医療機関にて資格と知識がある医師のみが扱える薬剤です。

代表的なメーカーがアメリカの「アラガン社」のもの。
臨床実績がじゅうぶんで、今では80か国以上で使用をされている、安全性が高いと考えられているメーカーの1つでもあります。
また、日本においても初めて厚生労働省が「美容関係の使用を許可」したボトックス製剤です。

作用について

ボトックスは服薬ではなく「注射」にて行います。
注入したヶ所の筋肉の動きを止める作用があるのです。
神経の伝達を遮断し、動かしたくても動かせない状態に導きます。

筋肉が過剰に働き発達することで外見が歪んだり悩みの原因になる可能性があるので、ボトックス注射を取り入れ必要のない筋肉をブロックすることで、悩みの解消につながるのです。
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ボトックス注射の効果について


ボトックスがどのような製剤で作用を持っているのかが分かれば、やはりその「効果」のほどが気になるものです。
以下では、ボトックスを注入することで得られる効果について代表的なものをご紹介します。
気になる顔の部位はボトックスで解消できるかもしれません!

しわの改善

顔は「表情筋」というきんにくでこうせいされています。
力が入り過ぎると、皮膚が引っ張られたような状態になり、力を抜くと皮膚が縮みます。
これを繰り返すことで「しわ」が生まれてしまうのです。
ボトックスを表情筋のみに注入することでしわ改善や発生を防ぐことができます。

目尻・眉間・額などに活用されることが多いでしょう。
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エラの除去

強く噛み過ぎる癖がある・食いしばる癖がある・歯ぎしり癖があるなどという方は、エラが大きくなりやすい傾向にあります。
その理由は、かむ力で咬筋が発達し、その結果エラが外側へと張るからです。
ボトックスを注入することで、その働きを抑えることができますからエラがすっきりとなります。

リフトアップ

いわゆるアンチエイジングの1つです。
いくつかの方法がありますが「喉」に注入する方法が多く用いられています。
広頚筋という筋肉がのどにあるのですが、この筋肉が頬を下に引っ張ってしまうのです。
その結果、たるみが生じます。
広頚筋にボトックスを注射すると輪郭そのものが美しくなります。

他にもたくさんの効果が期待できるボトックス。
美容治療において大活躍の存在ともいえるでしょう。
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ボトックスの作用期間について

ボトックスは注射をしてすぐに大きな効果が生まれるわけではありません。
施術後2日~1週間ほど経過すると少しずつ変化が起こります。
また、作用期間に押しては個人差はありますが3ヶ月~4ヶ月が目安です。

■リファレンス= ボトックス注射
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